2015年8月4日火曜日

アイドリングの極意


つくづくぼくは集中力がないと思う。が、取り組まなければいけないことは他の人と平等に

あるので、ないなりにごまかしごまかしやってきた。

本当にせっぱつまったときは、尋常ならざる集中力を発揮して乗り切ることができるが、

これはいわば、火事場の馬鹿力のようなものであって、自分でコントロールできるものではない。

何度か自分でそのような力を発揮できないかと試みたことがあるが、たいていは

「やらなくてもいい理由」に負けて終わる。意外とやらずに乗り切れるということがあるものだ。


ぼくは結構研究室にいる時間が長いほうだが、一日のうちで集中して作業に取り組んでいる

時間は1時間に満たないのではないかと思う。それならば、研究室に1日1時間だけ来れば

いいのではないかと思うのだが、そうはいかないのが現実だ。作業に取り掛かる前に、

なんとなく心の準備運動のような時間が必要なのである。この時間をアイドリングと命名した。

このアイドリングの間には他のことをしてはいけない。何もしないことが重要だ。

この無駄な時間が自分には欠かせないものだと思っている。

やはり、無駄な時間は大切ですよ。

同様に、世の中にも排除するべきでない無駄というのが多くあると思う。


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