とにかく習慣づけに関してわが人生は失敗ばかりを続けてきた。当ブログにおいても宣言しておきながら続いていないものがいくつもある。このブログを書き続けることに関してだけは、親愛なる読者諸賢の催促によってどうにか続いているところである。
しかし習慣というものは侮りがたく、ものによっては人生を好転させもすれば破滅させるようなものであるというのは、あながち言い過ぎではないだろう。習慣を制する者は人生を制す、と思いついたので仰々しくも言ってみた。
ちゃんと読んでいないので内容は知らないが、「7つの習慣」という自己啓発書の大ベストセラーもある。この本に限らないが、実行し、継続するのが一番難しく、読み終わったときにはやる気にあふれてもその気持ちを維持するのがとにかくとにかく難しい。
そこで見つけたのが「自分ルール」というアプリである。これを知ったのは以下のツイートについていたリプライがきっかけだった。
自堕落な生活をしているので、歯磨き、入浴、髭剃り、洗濯などの必須生活行為にそれぞれ2点、5点などと得点を割り振り、月に何点取れたかを毎月記録し、得点に応じて自分に御褒美を買うという、自閉症児の親が考案した独自の教育法みたいな事をして自分を律している。— キム・ギニョン (@kimginyon) 2017年11月25日
アプリの内容としては上記のツイートほぼそのままだ。これはいわゆる外発的動機付けをうまく取り入れた生活のゲーム化といえるものである。自分の場合は、生活行為「帰宅即コンタクトを外す」「日付変わる前に入浴」などに加え、読書、軽い筋トレなどを入れてみた。ご褒美のほうは「ツイッターを10分みる」とか「本を一冊買う」とか「自分磨き(隠語)をする」とかを比較的低めの点数に設定し、高い点数に高い買い物(1ポイント1円程度)を設定した。
やってみるとこれがなかなか良い。まず、習慣づけの失敗の2大原因として「やるのを忘れる」「数日やらなかったことで気持ちが萎え終わる」というのがあるがこのアプリの場合この2点については解消される。前者は時間の空いた、することのないときにポイントの貯まるリストを見ることで思い出せる(しかもいくつも!同時に複数個の習慣づけをすることの難しさはみなさんも知っているだろう)。後者に関しては、このアプリの場合は「毎日欠かさない」ということが必ずしも重要ではないのでその点で萎えないし、さらに自分にとってハードルの高い習慣に関しては得られるポイントを高くすることでやりやすくなる。
ご褒美のほうも重要だ。私はツイッターを見るのが好きだが、少々時間を費やしすぎてしまってしばしば後悔する。何度か禁ツイなんかも試みたときは、極端に「全く見ない」ことならできるのだが、「少しだけ見る」ということがどうしてもできなかった。しかしご褒美としてツイッターを設定すると際限なく時間を費やすことがないし、たっぷり見たいときはその分のポイントさえ使えば罪悪感を感じる必要もない。
同じ10分を使うなら本を読んでポイントをためたほうがいいかな、と思うことも多く、時間の使い方が自分の理想に近づいている感じがある。まだ1週間程度しかやっていないので続くかわからないが、ちょっとおもしろいのでやってみてはいかが。
ちなみにブログを1回投稿するのもちゃんと入れてある。これで150点が加算されます。
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