今日、早稲田杯という素人相撲大会に出場してきた。大会は今年で第7回だが、自分はもちろん初めての(そして最後の)出場である。この大会はデーモン閣下主催で、生閣下を拝ませていただくなど、なかなかに面白かったが、詳細は割愛する。ルポルタージュにチャレンジしてみたが、会場に入場するところで挫折したのでいきなり試合のとこから始める。情けないが。
参加者が全部で17人ほどで、4人か5人ずつ予選リーグを行ったあと、各リーグの上位二人が決勝トーナメントを戦うという仕組みだ。私は一番最初のリーグ。初戦で戦った相手は、パキスタン人のハーフの新入生。本来は体重の近い人同士で組まれるところが、急きょ参加人数が変わったなどで70キロぐらいの筋肉質。あとで聞いてみると高校でやり投げをやっていたとか。気持ちだけでは負けへんと、立ち合いは頭からぶつかっていったが、明らかに圧力で負けて、何もできずに土俵を割ってしまった。だが休む間もほとんどなく、すぐに次の試合。相手は相撲同好会の5年生。体格は私とほとんど変わらないので力はそこまででもないが、やはり経験豊富でこれまたよくわからないうちに負け。これで負けた時点で予選リーグ敗退は決まってしまったが、せめて一勝はあげたい。最後の対戦相手は私より細いくらいの一年生。見るからに貧弱。だが、、まぁ、、結果から言うと、負けた。内容は実はあまり覚えていない。すこし長い相撲になったが、なにか攻め手にかけた。
3戦全敗。一勝くらいはしたかったので、ああ俺の力はこんなもんかと少しがっくりくるような、気恥ずかしいような。
だが、なんだかんだ言って相撲を取るのは楽しかった!裸と裸のぶつかり合い、八百長なしのガチンコ一発勝負。いつも見ている相撲を実際にとってみると、まさに、見るとやるとでは大違いである。まず、めっちゃ疲れる。一番とるだけで。わずか数秒か数十秒の対戦でもダッシュしたみたいに息が上がる。これはやってみないとわからない感覚である。そして思うようには動けない。技というのが思っているようにきれいには決まらない。しろうとどうしの対戦だとだいたい二人でもつれながら倒れるということが多い。
結果的に、私が負けたパキスタン人ハーフと同好会の方は二人ともベスト4まで進んで、特に同好会の方は小さいながらも体格をものともせず3位になった。体重の軽いリーグだったが決してレベルが低いほうではなかったのだとなぜか少し安心した。
今回私は勝利の味を知ることができなかったが、これから同好会に定期的に参加して、もう少し相撲をやっていくことにした。実力も素質もゼロからのスタートなので、今後稽古を積むことによって少しでも成長できたらそれは努力の証ということになるので、そういう意味では少し楽しみである。
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