2016年7月11日月曜日
民主主義は最悪の政治形態である。今まで試みられた他のあらゆる政治形態を除いては。
野球と宗教と政治の話はするなみたいな言葉があり。特に政治の話は難しい。口にしたとたんに自分の知識見識の浅さが露呈するというところが大きいかも。Facebookで投稿するのも同様で、決して悪いことではないがそういうのを見ると違和感、むずがゆさがある。それは、普段の人間関係の中では政治的考えが表に出ないので、ちょっと戸惑うのである。
私自身が政治に関して発信することはほぼない。どうしても借り物の言葉になってしまうのが分かっていて、それが嫌だったからだ。今になって少し書こうと思ったのは、自分の成長のためと、考えを整理するため、ほんの少しでも自分の言葉で書けそうなことが出てきたからだ。残念だけど別に読むほどのものではない。
今回の参議院選挙は選挙権が18歳に引き下げられた。よく言われる、若者の投票率が低いから老人向けの政策になると。若者よ、選挙に行けと。
自分自身は20歳になって選挙権を得てからたぶん、毎回投票に行っている。行くことにどれほどの根拠があるわけでもない。なんだかんだで、自分の一票で何かが変わるわけではない。選挙にいかない人はこの強い理屈があるし、誰に投票すればいいのかわからない(興味もないし)ということがやはりあるだろう。そう考えると投票率が低いのも当たり前に思う。
では私がなぜ投票に行くのかというと、なんとなく一人の成人として投票は行って当然という気持ちがある。それと、奥底にある、主権者としての意識。俺が行かずに誰が行く。僕たちは民主主義のなかに生きているのである。マスター・ケノービは言った。私は共和制と民主主義に忠誠を誓っている、と。それならば私も誓おう。民主主義に忠誠を。
でも民主主義って正直よくわかっていない。そうしたら本屋で小林よしのりのマンガが目についた。小林よしのりってなんだか忘れたが、政治主張の強い人だったよな。パラパラとみると、日本人は民主主義に幻想をいだいている、民主主義は武力と切り離せないものである、奴隷の平和よりも危険な自由を(日本はアメリカの奴隷)みたいな内容で、最後は民主主義は愚民主主義だから、寡頭制民主主義にしよう(一定の試験による選挙権の付与)というまとめだった。
私が政治知識の少ない分、この本を読むのは現段階では危険な感じ(毒される可能性がある)がして買うのは控えたが、歴史的背景を知るという点においては有効な感じもしたのでちょっと今度読むかもしれない。とにかく何もわかっちゃいないので。
それはそれとして、今回私は選挙で民進党に投票した。そうするに至った基本的な考えとしては
①政権運営能力があるのは自民党だけ ②自民党が絶対勝つ ③民進党が最大野党である ④自民党の憲法草案がゴミ
個人的にアベノミクスには興味がなく、外交能力は疑問もあっても最悪国益が損なわれるくらいのことはどうでもいい。だが憲法改正によって人権が損なわれるのはいけない。安倍の下での改憲だけはよしておくれ!正直与党が3分の2とって発議するくらいはいいと思うのだけど、やつらは論理関係なしで議論なく数で押し切るし、それで国民投票になったら、この前のイギリスのEU離脱の件もあるから風向きによっては何があるかわからんし、心臓に悪い。それなんで、なんにも評価するところはないけど反対勢力の民進党に入れた。
あんな憲法草案を見たらもっと自民に入れるひとは減ると思うけど、結果現在のところだいたい3分の2行くか行かないかくらいらしい、まぁだいたい想定内ではある。それはそうだろう、老人はインターネット見ないから。僕が改憲案とかみたのもインターネットだし、テレビや新聞みてるだけじゃ全く出てこない。
だからそういう意味ではテレビと新聞しか見ない老人の意見が色濃く反映される選挙っていうのはやはりバランスが悪いなとは思うね。
あー疲れた。無知をだいぶさらしてるけどたまにはご愛嬌。
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