機会があり、今日この2本を両方映画館で観てきました(どちらとも2度目)。
ゼロ・グラビティは前々から行きたかったIMAXで鑑賞すべく、初めての木場へ。
イトーヨーカドーの中に映画館があるんですよ、うらやましいっ。和光市のイトーにも導入してほしい。
結論:IMAXすげEEEEEEEE!!!!
3D映画のコピーとしてよく「見る」から「体験する」へ、なんて言っているけど、これ、IMAXに関してだけはあながち間違ってない!!圧倒的没入感、客席の配置の巧みさ…これは2200円払う価値はあるってもんです。予想はしていたけど、予想以上にすごかった。映画の、ハード面での進化ということがあるもんなんですね~
これもゼロ・グラビティだからこそ良さがより際立ったのでしょう。やっぱ映像、ものすごかったなぁ。破片が飛んでくるときとかのけぞっちゃうもんね。
ストーリーもね、無駄がなくていいよ。こう飽きさせない、息もつかせないといった感じで、いちいち上手いなと。
胎児のメタファーをそんなに大胆に?!それ今?なのも別にいいよ。
大気圏突入が結構あっさり行っちゃうのもいいよ。
ただ、これだけは言わずにいられない。
慣性の法則を…!なめんなっ…!
問題のシーンは最初サンドラが飛ばされてった場面(なんで止まれるの?)、
男の中の男、ジョージクルーニーが手を離してバイバイする場面(なんでとまったのに流されるの?)
映画のあら捜しをいちいちするなクソ野郎がと、最初っからフィクションなんだから素直に楽しめと。
情けなや、これが理系男子の性なのです… 。
スターウォーズに突っ込もうなんて思わないよ。でもこの映画それなりにリアリティで押してるじゃん!! じゃん …じゃん…
そこでそう、「2001年宇宙の旅」です。先にこっちを見ていて、どうしたって比較しながら見ることを避けられないという形。
実はあの映画、キューブリック監督はそうとう科学的正しさにこだわっていたらしい。ものすごくフィクションでありながらものすごく現実的であるという凄さ。さすが、 気になるところはない。
本当は、一瞬真空の場所にさらされる場面、あれってどうなのと思いました。人間は真空だと血液が沸騰してどうとか…
これがなかなか向こうさん、一枚上手で、どうやら人間は真空中でも生存は1~2分可能、意識は15秒から、鍛練でもっといけるみたいです。ちょうどいいとこいってんだな!
こんなこと1968年の映画でちゃんとやってんだよ!なんで破裂して即死とか、そういう誤った認識が広まっているのか…もう2001年もとうに過ぎているのに!いやそんなことはいいんです。とにかくキューブリックのこだわりだよ。あんまり突っ込むのも粋じゃないけど、ゼロ・グラビティは素晴らしいからこそ、そういうとこも比較をされるんだから。作る側も分かってたのかもしれないけど…どうしたもんかいの~。
ところで2001年もとい、"2001:A SPACE ODDYSEY"、こっちも言い尽くせないほどの思いがあるが…
まぎれもなく凄い映画なんだが…キューブリック天才!なのだが…
絶対途中で眠くなる。
おわり。
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